「毎日の主食、どっちが本当にお得なの?」と気になったことはありませんか?
2025年は米の価格が高騰し、「ごはん派」も「パン派」もコスパを意識する時代になっています。
この記事では、
ごはん(白米)とパン(食パン)を「お得さ」「価格注目度」「農家の手取り価格」「一食のカロリー」という4つの視点から、最新データをもとに徹底比較していきます!
ごはんVSパン どっちがお得?【2025年の主食コスパ比較】
まず注目したいのが「価格」。
2025年はお米の値上がりが顕著で、食卓にも影響が出ています。
項目
ごはん(白米)
パン(食パン)
小売価格(1kgあたり)
約700〜850円
約600〜900円(1斤換算で200〜300円)
原料価格(農家出荷)
約300〜700円/kg
約150〜350円/kg(国産小麦)
流通・加工コスト
少なめ
多め(製造・包装・物流費含む)
白米1kgあたりの小売価格は700〜850円前後(JACOM農業協同組合新聞)。
一方で食パンは、1斤(約340g)が200〜300円で販売されているのが一般的です(農林水産省資料)。
つまり「1食あたりの価格」で比べると、ごはんがやや高めになります。
ただし、米の品質や産地によって差もあり、ブランド米などを選ぶとさらに価格が上がる傾向がありますね。
カロリー比較:ごはんとパン、どっちが太りやすい?
ダイエット中や健康志向の方にとって、カロリーは気になるポイントですよね。
ここでは、1食あたりの目安量で比較してみましょう。
主食
一食分の目安量
カロリー
ごはん(白米)
茶わん1杯(150g)
約234kcal
食パン
6枚切り1枚(60g)
約149〜161kcal
(出典:ニチレイフーズ「白米とパンの栄養比較」、Furunavi食パン特集)
同量(100gあたり)で比較するとパンの方が高カロリーですが、
1食分で見るとごはんの方がややカロリーが高いんです。
ただし、パンはバターやジャムを塗ることが多いため、実際の摂取カロリーはさらに上がりやすい傾向があります。
逆に、ごはんはおかずとの組み合わせ次第で調整しやすいのがメリットですね。
米はなぜ注目され、小麦はあまり話題にならないの?
「ニュースではお米の価格変動はよく見るけど、小麦の話題は少ない…」
そう感じたことはありませんか?
実は、これには明確な理由があります👇
米は日本の基幹農産物であり、国内生産率ほぼ100%。価格変動が経済ニュースとして注目されやすい(Yahoo!ニュース) 小麦は約9割を輸入に依存。国際価格や為替レートの影響を受けるため、国内報道では扱いが少ない(農林水産省データ) パンなどの小麦製品は加工業者が多く分散しているため、消費者が「小麦の値段」を直接意識することが少ない
つまり、「注目度の違い」は生産構造と流通の仕組みにあるんですね。
農家の手取り価格から見たリアルな現状
「生産者の手取り」も大事な視点です。
2025年は米価が過去数年で最も高く、農家にとっても収入が改善傾向にあります。
項目
米農家
小麦農家
手取り価格(1kgあたり)
約300〜700円
約150〜300円
生産地域
全国(特に東北・北陸)
主に北海道・九州北部
市場依存度
国内市場中心
国際相場に連動
特に2025年は、仮渡金(概算金)で1kgあたり700円前後という高水準(JACOM農業新聞)。
一方、小麦農家の手取りは米の半分以下で推移しており、コスト上昇に苦しむ現状も見られます。
要点まとめ:お得感と注目度の裏側
最後に、ここまでの内容をわかりやすく整理しておきましょう👇
比較項目
ごはん
パン
一食あたりの価格
やや高い
やや安い
カロリー
高め(約234kcal)
低め(約150kcal)
農家の手取り
高い(約300〜700円/kg)
低い(約150〜300円/kg)
消費者注目度
高い(国産・ニュース多い)
低い(輸入・価格安定)
ごはんは価格・注目度ともに“日本らしい主食”としての地位を維持しています。
一方、パンは国際価格に影響を受けやすいものの、加工技術や輸入安定性から「コスパ主食」としての人気を保っています。
つまり、
お得さで選ぶならパン、安定感と文化で選ぶならごはんという構図になりそうですね。
📚 引用・参考文献一覧
米価 4週連続 5kg4000円台(JACOM) コメ価格見通し(Yahoo!ニュース) 輸入小麦の政府売渡価格(農林水産省) 白米とパンの栄養比較(ニチレイフーズ) 食パンのカロリー比較(Furunavi) JA仮渡金 県別まとめ(JACOM) 25年産米の概算金(山陽新聞社)