備蓄米と古古古米・古古古古米の放出で米価格は二極化!最新動向を解説
政府の随意契約と備蓄米放出で米価格が急変
2025年、日本の米市場では大きな変化が起きています。
政府が従来の入札方式から大手小売業者向けの随意契約に切り替え、さらに**備蓄米の放出価格を玄米60kgあたり10,700円(税抜)**に設定しました。
この政策転換により、店頭では5kgあたり2,000円台(税込約2,160円)で購入できる備蓄米が増加しています【参考:日経新聞】。
さらに、政府は2022年産の古古米、2021年産の古古古米、2020年産の古古古古米まで対象を拡大。
特に「5kg1,700円程度」という格安の古古古古米は、消費者の節約志向にマッチし注目を集めています。
米市場は「安い備蓄米」と「高級ブランド米」に二極化
安価な備蓄米や古米類が出回る一方で、新米やブランド米は依然として高値を維持しています。
最新の全国スーパー平均価格では、5kgで3,602円。
銘柄米や高級ブランド米では、4,000円を超える商品も多く存在しています。
米の種類
価格(5kg)
備蓄米(随意契約)
約2,000円台
古古古古米
約1,700円台
全国スーパー平均
3,602円
銘柄米・ブランド米
3,500~4,500円
このように、「安い備蓄米・古米」VS「高級ブランド米」という形で、米市場の価格帯は明確に二極化しています。
二極化が進む理由とは?
二極化の背景には、以下のような要因があります。
政府が備蓄米放出による価格抑制策を進めている 物価高で、安い米を求める消費者が増えている ブランド価値のある米は付加価値として高値でも売れる
消費者の選択肢が広がった一方で、農家にとっては利益確保が難しくなる懸念もあります。
今後の米価格はどうなる?
専門家は、「米価の二極化は今後さらに進む可能性が高い」と指摘しています。
備蓄米や古米の放出は一時的な価格下落要因となるものの、高級ブランド米の需要は安定しており、価格が大きく下がる見通しはありません。
一方で、家庭の節約志向が高まる中、1,700円台の古古古古米や2,000円台の備蓄米は、今後さらに需要が拡大すると考えられます。
まとめ
備蓄米放出と随意契約の導入で、5kgあたり2,000円台や1,700円台の格安米が登場。 2020年産の古古古古米まで放出対象に含まれる。 銘柄米・ブランド米は依然として3,500〜4,000円台を維持。 米市場は「安価な備蓄米・古米」と「高級ブランド米」の二極化が進んでいる。
米を買う際は、価格だけでなく品質や用途に合わせて選ぶのがポイントです。
家計に優しい備蓄米を試すのも良いですし、特別な日には高級ブランド米を楽しむのもおすすめですね。