党員調査で小泉進次郎氏がトップに
2025年9月、自民党総裁選をめぐる党員・党友調査で、小泉進次郎氏が約32%の支持を獲得しトップに立ちました。
特に注目すべきなのは、昨年の総裁選で石破茂首相に投票した層の41%が小泉氏に支持を移したという点です。
これは、いわゆる「石破票」の多くが小泉氏へ流れていることを意味しており、次期総裁選の行方を大きく左右する要因になっています。
「石破票」が小泉進次郎氏に流れる理由
なぜ石破支持層が小泉氏に流れたのでしょうか?その背景には以下の要因があります。
石破首相が、林芳正氏か小泉氏を支持すると見られている 小泉氏が石破政権で閣僚として活躍し、リベラル層の共感を得ている 石破支持層の「改革志向」と小泉氏の発信力が重なっている
つまり、石破政権を支えてきた実績と「世代を超えた共感力」が、小泉人気を後押ししているのです。
世代別の支持動向:高市早苗氏との対比
一方で、高市早苗氏は50代・60代の保守層から強い支持を受けています。
ただし、党員全体で見れば小泉氏の人気は若年層からシニア層まで幅広く浸透しており、総合的な支持率では小泉氏が優位に立っています。
候補者
主な支持層
支持率傾向
小泉進次郎氏
20代~40代中心、リベラル層
約32%で党員トップ
高市早苗氏
50代~60代中心、保守層
特定世代で強い人気
林芳正氏
石破首相の支持に依存
今後の動向次第
このように、世代や政治的立場ごとに支持が分かれているのが今回の総裁選の特徴ですね。
党員調査と世論調査のズレ
興味深いのは、党員調査と世論調査で「次期総裁にふさわしい人物」が一致していない点です。
世論調査では高市早苗氏がトップという結果もあり、党員人気と国民全体の意識には差があることがわかります。
このズレは、
「党員投票は民意をどこまで反映しているのか」 「総裁選そのものの意味は何か」
といった議論を呼んでいます。
まとめ
今回の自民党総裁選2025における党員調査から見えるポイントを整理すると、
小泉進次郎氏が党員・党友支持率32%でトップ 石破茂首相を支持していた層の41%が小泉氏に移行 石破支持層のリベラル寄りの支持が小泉氏を後押し 高市早苗氏は保守層に強いが、党員全体では小泉氏が優勢 党員調査と世論調査にはギャップが存在ということですね。
2025年の自民党総裁選は、単なる党内選挙にとどまらず、**「世代交代」や「民意の反映」**といった大きなテーマを突きつけています。
情報源
[1] 党員らトップ人気は小泉氏 日テレ – Yahoo!ニュース
[2] 次期総裁ふさわしいトップは高市氏、党員人気は小泉氏 きょう – みんかぶFX
[3] 【独自解説】“党員調査”トップ人気は小泉氏…“石破票”も40%超 – Yahoo!ニュース
[4] 「党員調査」トップ人気は小泉進次郎氏 「石破票」も40%超 – ライブドアニュース
[5] 読む政治:「次の総裁」自民支持層は小泉氏1位 全体と傾向 – 毎日新聞