2025年も注意!斑点米カメムシの被害が急増中|収量・等級・価格への影響とは?

  • URLをコピーしました!
当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

\ ↓↓↓まずは無料で体験してみる↓↓↓ /

タップで読みたい場所にジャンプ

斑点米カメムシ類の発生予報と影響【2025年最新情報】

2025年、日本全国のコメ農家にとって深刻な懸念材料の一つが「斑点米カメムシ類の大量発生」です。
収量や品質、新米価格にまで影響を及ぼすこの害虫について、最新の発生状況と対策を徹底解説します!


発生状況|2025年は北海道~中国地方で発生が「多い」予報!

2025年7月、農林水産省が発表した病害虫発生予報(第4号)によると、以下の地域で**斑点米カメムシ類の発生が「多い」**と予測されています。

発生が多い地域(2025年7月時点)
北海道
南東北(宮城・福島など)
南関東(東京・神奈川・千葉・埼玉など)
北陸(新潟・富山など)
東海(静岡・愛知・岐阜など)
中国地方(岡山・広島・山口など)

斑点米カメムシ類とは、イネの穂が出るころに侵入して、籾の汁を吸うことで「不稔(実らない)」や「黒い斑点(斑点米)」の被害を起こす害虫です。
見た目では小さな虫でも、農業被害としてはかなり深刻です。

実際に昨年(2024年)は全国37都府県で発生が確認されました。
特に埼玉県では、越冬したカメムシの個体数が前年比で43倍にも増えていたんです…これはもう「異常発生」と言えるレベル。

今シーズンは、その傾向がさらに広がる可能性もあり、全国的な警戒が必要とされています。


収量・品質への影響|0.3%の斑点米混入で「三等米」に格下げも!

斑点米カメムシの被害は、出穂(しゅっすい)から1~2週間後がピークです。

この時期にカメムシに吸汁されると、以下のような深刻な影響が出てきます。

■ 被害の主な影響

  • イネの穂が育たず「不稔」となる
  • 米粒に黒い点が出て「斑点米」になる
  • 食味や見た目が悪くなり、流通・販売に不利

さらに品質面では、斑点米の混入率によって、お米の等級が下がってしまいます。

斑点米の混入率格付け
0.1%以上二等米
0.3%以上三等米
0.7%以上等外米(売り物にならない)

つまり、ごくわずかでも斑点米が混じるだけで、市場価格が大きく下がってしまうんです。

また、収量への影響も見逃せません。
被害が深刻だった地域では、収量が150kg/10a(反収)まで落ち込んだケースも報告されています。

収量も品質も落ちてしまうと、農家の収入に直接響くため、今の時期の防除は非常に重要です。


新米価格への懸念|供給不足に拍車がかかる可能性も?

2025年は、もともと全国的に「コメ不足の傾向」が続いています。
そこに今回のようなカメムシ類の大量発生が重なると、以下のような問題が起きる可能性が高まります。

■ 懸念される影響

  • 収穫量の減少 → 市場供給量の不足
  • 品質低下 → 高品質米の流通が減る
  • 卸値の上昇 → 一般消費者向け新米価格の値上げ

実際に、農業系のメディアや流通関係者の間では、「新米価格のさらなる上昇」を警戒する声が多く聞かれています。

特に、ブランド米や特Aランク米を多く生産している地域ほど、品質が厳しくチェックされるため、被害の影響はより深刻です。


防除対策|雑草管理と適期防除がカギ!

では、具体的にどうやって斑点米カメムシ類の被害を防げば良いのでしょうか?
ポイントは、**「環境管理」と「適期防除」**の2つです。

■ 1. 周辺環境の草刈りを徹底!

斑点米カメムシ類は、もともと畦畔(けいはん)や休耕田などの雑草地に生息しています。
ここから水田に飛び込んでくるので、畑のまわりの草刈りを早めに実施することが重要です。

  • 雑草が茂る前に刈る(7月中旬ごろまで)
  • 畦や堤防、用水路まわりも徹底的に!

■ 2. 出穂期に合わせて薬剤散布!

もう一つの重要なポイントが、出穂期~穂ぞろい期にかけての薬剤散布です。
タイミングが遅れると、吸汁される前に間に合わなくなるので要注意です!

  • 地域の出穂予測カレンダーを参考に
  • 効果のある登録農薬を選ぶ
  • 散布は早朝または夕方が効果的

防除に関する情報は、自治体や農協のHPで最新情報が随時更新されています。


まとめ|早めの対策が収量と価格を守るカギ!

2025年も引き続き、斑点米カメムシ類の発生が広範囲で「多い」予測が出されています。
とくに南関東や東海地方では過去最高レベルの発生数が予測されており、農家の方々には早期の草刈りと防除の徹底が求められています。

■ 最重要ポイントまとめ

  • 7月は全国的に発生ピーク!特に南関東や東海は要注意
  • 出穂期~1週間後が最も被害が出やすい
  • 雑草刈り+薬剤散布でしっかり対策を!
  • 新米価格への影響も考慮して、今の対策が重要

日本の「主食」を守るためにも、こうした情報をしっかりチェックして、的確に行動していきましょう!


この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
タップで読みたい場所にジャンプ