佐賀県伊万里市で強盗殺人事件発生|ベトナム人技能実習生ダム・ズイ・カン容疑者を逮捕
2025年7月26日午後4時20分ごろ、佐賀県伊万里市東山代町の住宅で凄惨な強盗殺人事件が発生しました。
この事件では、日本語教師の**椋本舞子さん(40)**が命を落とし、同居していた70代の母親も重傷を負いました。
犯行後、容疑者は現場から逃走しましたが、防犯カメラの映像解析などから身元が特定され、翌27日深夜に逮捕されました。
犯人は近隣に住むベトナム国籍の技能実習生
佐賀県警によると、逮捕されたのは ベトナム国籍の技能実習生、ダム・ズイ・カン(Dam Duy Khanh)容疑者(24) です。
カン容疑者は事件当日、椋本さん宅に押し入り、ナイフを突きつけて現金約1万1,000円を奪おうとしました。
しかし、抵抗した椋本さんの首などを切りつけ、殺害に及んだとされています。
一緒にいた70代の母親も首などにケガを負いましたが、一命を取り留めています。
犯行後の逃走と逮捕までの経緯
犯行後、カン容疑者は現場から逃走。
しかし、防犯カメラの映像や聞き込み捜査によって、すぐに身元が判明しました。
県警は27日深夜、伊万里市内でカン容疑者を発見し、強盗殺人容疑で現行犯逮捕しました。
取り調べに対し、カン容疑者は 「何も話したくありません」 と供述を拒否しているとのことです。
容疑者と被害者の関係は?
警察の発表によると、容疑者と被害者に面識はなかったとされています。
つまり、無差別的な犯行であった可能性が高く、地域住民に大きな衝撃と不安を与えています。
事件が投げかける問題点
今回の事件は、技能実習制度のあり方や地域の防犯体制、外国人との共生の課題について、社会に大きな波紋を広げています。
特に、技能実習生による犯罪は過去にも報道されており、以下の点が課題として指摘されています。
技能実習生が孤立しやすい環境 生活困窮や人間関係のトラブル 地域との交流不足による断絶
今後の議論と対策
事件を受け、国や自治体は技能実習制度の見直しや地域での防犯強化策を検討する動きを見せています。
技能実習生への生活支援や相談体制の充実 地域住民と外国人との交流機会の増加 防犯カメラや通報システムの強化
こうした取り組みが進むことで、再発防止につながることが期待されます。
情報元
[1] Yahoo!ニュース
[2] FNNプライムオンライン
[3] ラトキジ
[4] 毎日新聞
[5] 日本経済新聞