三原じゅん子大臣「28秒会見」が映した“説明責任”崩壊の現実|7.3兆円こども家庭庁の行方

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2025年10月17日、日本の政治に新たな波紋を広げたのが、三原じゅん子こども政策担当大臣による「わずか28秒の記者会見」でした。

「私からご報告は特にございません。」

そう一言述べただけで、質疑応答もなく終了したこの異例の会見は、国民の間で「大臣の説明責任はどこへ?」という疑問を巻き起こしました(Yahoo!ニュース)。

SNS上では「#こども家庭庁不要」「#三原じゅん子不要」といったハッシュタグがトレンド入り寸前となり、政治家の説明責任をめぐる議論が一気に高まっています。

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異例の「28秒会見」が話題に

この会見は、2025年10月17日の閣議後に開かれた定例記者会見でした。

こども政策担当大臣として初の閣議後会見だったにも関わらず、発言は「特にご報告はございません」の一言のみ。

記者からの質問も出ず、開始から終了までわずか28秒という短さで終了しました(日刊スポーツ)。

しかも、この様子はこども家庭庁の公式YouTubeチャンネルでも公開されており、誰もが視聴できる形で残されています(こども家庭庁公式会見動画)。

ここまで短い閣議後会見は、近年の日本政治でも前例がほとんどない。

政府関係者からも「初入閣直後の会見としては異例」との声が上がりました。

短時間の会見そのものよりも、「記者も質問しなかった」ことが議論の中心になっています。

記者側が質問を避けたのか、大臣側が答える用意をしていなかったのか。

いずれにせよ、“説明しない政治”という構図が浮き彫りになったことは間違いありません。

国民が求める“説明責任”とは何か

「説明責任」とは、政治家が政策の目的・内容・結果を国民に明確に示す義務のことです。

民主主義国家において、政策の透明性を確保するために欠かせない要素ですね。

特に、三原氏が担当する「こども家庭庁」は、令和7年度(2025年度)の予算として約7.3兆円という巨額を抱えています(こども家庭庁note)。

予算項目

金額(兆円)

主な内容

保育所運営費

約2.5兆円

保育士の人件費・施設整備など

児童手当・給付金

約3.2兆円

子育て世帯への直接支援

困難を抱える子ども支援

約1.5兆円

ひとり親・虐待対策など

これだけの公金を扱う組織のトップが、説明をしないというのは、単なる「短い会見」というレベルを超えた問題です。

国民にとっては、「自分たちの税金の使い道が明らかにされない」という不信感につながります。

SNSで噴出した批判と不信感

28秒会見の直後、SNS上では批判が爆発しました。

X(旧Twitter)では、「#三原じゅん子大臣」「#こども家庭庁不要」などのハッシュタグが急速に拡散。

元宝塚女優・毬谷友子氏も自身のSNSで

「こんな茶番があっていいのだろうか?こども家庭庁の予算は過去最大の7兆4229億円。私たちの税金です」

と発言し、大きな反響を呼びました(日刊スポーツ)。

また、ニュースサイト「COFFRET-J」では、

「7兆円の予算を扱う庁が説明ゼロでいいのか」

という批判記事が掲載され、各種メディアでも特集が相次ぎました(COFFRET-J)。

SNS分析では、会見翌日までに関連投稿が約7万件以上に達したと報告されています。

これだけ国民の関心を集めるのは、単に「会見が短かった」からではなく、政治家の説明責任の形骸化への不安が背景にあるからです。

大臣の責任と日本の政治文化の課題

三原じゅん子氏は2024年10月、第1次石破内閣で初入閣を果たしました(内閣官房公式サイト)。

こども政策、少子化対策、若者活躍、男女共同参画といった幅広い分野を担当し、日本の未来を左右する立場にあります。

本来、大臣の職務には以下のような責任があります。

政策の企画・立案 施策の実施監督 国会・記者会見などでの説明 国民への透明性確保

しかし今回の会見では、これらの責任の“根幹”である説明の場が事実上放棄された形となりました。

批評家の中には、「形式的な会見を続けることで、“説明したことにする”政治文化が根付いている」と指摘する声もあります(note/takasan_japan)。

これは日本の政治全体に関わる問題です。

形式だけ整え、実質的な説明をしない。

そんな“静かな危機”が進んでいるのではないでしょうか。

「説明しない政治」が信頼を失う時代へ

ここ数年、政治家の説明責任をめぐるトラブルは後を絶ちません。

2023年の旧統一教会問題や政治資金規正法改正をめぐる混乱もそうでした。

そして今回の「28秒会見」は、象徴的な“無言のメッセージ”として受け止められています。

市民の声は明確です。

「私たちは知りたい。」「税金の使い道を説明してほしい。」

この声にどう応えるかが、政治家の本当の資質を問う時代になりました。

信頼を得る政治とは、長いスピーチではなく、誠実な説明によって築かれるものです。

「短さ」は問題の本質ではなく、「中身がない」ことこそが最大の課題なのです。

まとめ:沈黙が示す“政治の信頼”への警鐘

三原じゅん子大臣の28秒会見は、日本政治の「説明責任」がいかに形骸化しているかを明確に浮かび上がらせました。

こども家庭庁という巨額予算を扱う機関のトップが、国民に何も語らないという現実。

その沈黙は、単なる時間の短さではなく、政治の信頼が失われつつあるサインです。

これからの政治に必要なのは、

「伝える力」ではなく「説明する覚悟」。

国民が納得し、参加できる政治を取り戻すために、今回の出来事は私たち全員が考えるべき重要な問題を投げかけています。

参考・引用元一覧

三原じゅん子氏、こども家庭庁の大臣として会見するも“発表なし” 元宝塚女優「こんな茶番が」 三原じゅん子大臣「27秒」閣議後会見 「質問なき報道陣」と「説明なき大臣」三原じゅん子の30秒会見 三原じゅん子こども相、冒頭発言&質疑応答「約30秒」会見 こども予算を巡るいくつかのファクト こども家庭庁の7兆円予算、何が問題? COFFRET-J|こども家庭庁・三原じゅん子大臣は炎上会見で何をした? note/takasan_japan|沈黙するこども家庭庁 内閣官房公式サイト:閣僚等名簿

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