ケンタッキーフライドチキン(KFC)の代名詞ともいえる「オリジナル・レサピー・チキン(Original Recipe Chicken)」。
その伝説の味を、日本でしっかりと守り抜いている職人がいるのをご存知ですか?
その名も「オリジナル・レサピー・チキン マイスター(ORマイスター)」。
なんと日本には、このORマイスターがたった2人しかいないんです!
その2人とは、KFCの職人技を極めた笠原一樹氏と羽鳥裕昭氏。
彼らは単なる料理人ではなく、創業者カーネル・サンダースの精神とレシピ哲学を継承する“伝道師”なんですよ。
この制度は、2013年に日本KFCが独自に創設したもので、世界中でも日本だけの特別な取り組みです。
ORマイスターの仕事って?約20工程を監修するチキンの守護者!
「ORマイスター」の役割は、ただフライドチキンを揚げるだけではありません。
実は、KFCの看板メニューであるオリジナルチキンをおいしく、そして常に同じ品質で提供するために、約20もの調理工程すべてを厳しくチェックしているんです。
例えば…
- 鶏肉の品質チェック(冷蔵肉にこだわり)
- カットの仕方や部位の選定
- スパイスをまぶす「フラワリング」と呼ばれる工程の指導
- 揚げ時間、温度の微調整
- 店舗スタッフの研修・教育
などなど!
これらの細かいステップを一つひとつ丁寧に監修し、「カーネル・クオリティ」がしっかり守られているかを確認しているんですね。
実際に、店舗で働くスタッフたちからも「味がブレないのはマイスターがいるから」という信頼が厚いそうです。
あの“秘伝のレシピ”はどうやって守られてるの?企業秘密の裏話も!
KFCといえば、あの“11種類のハーブ&スパイス”で味付けされた秘伝のレシピ。
「どんなスパイスが入ってるの?」と気になっても、その答えは超企業秘密!
実はこのレシピ、複数のサプライヤーがそれぞれの材料を分担して管理していて、全容を知っている人は限られているんです。
さらに、この配合レシピは装甲車で輸送されるなんて逸話まであるほど、厳重なセキュリティのもとで守られています。
これはまさに、世界で最も守られているレシピのひとつ!
ちなみに、スパイスがブレンドされる本社工場でも、作業員が内容を知ることができないよう、機械による自動配合が導入されているんだとか。
日本KFC独自のこだわり:国産の冷蔵チキンを使ってるって知ってた?
実は、KFCの中でも日本の店舗だけが採用している“独自ルール”があるんです。
それが…
- 冷凍ではなく「国産の冷蔵チキン」を使用していること!
- 工場で加工せず、店舗で毎日手仕込み!
- スパイスのまぶし方や揚げ方も日本の気候に合わせて調整!
つまり、KFCジャパンは本家アメリカのやり方をベースにしながらも、日本人の舌に合うようなこだわりを加えているというわけなんですね。
このあたりも、ORマイスターの監修があってこそ実現できる高い品質!
日本のKFCが「おいしい」と評判なのも納得です。
まとめ|KFCの味を守る“ORマイスター”は、日本が誇るチキンの職人!
項目 | 内容 |
---|---|
ORマイスターの人数 | 日本に2人(笠原一樹氏、羽鳥裕昭氏) |
任務 | 品質管理、調理技術指導、20工程の監修 |
レシピの秘密 | 複数業者で分担、装甲車で輸送されるほどの企業秘密 |
日本のこだわり | 国産冷蔵肉を使用、手仕込み工程を重視 |
ケンタッキーのチキンが、いつ食べてもおいしいのは偶然じゃないんです。
その背景には、ORマイスターの存在と、秘伝レシピを守る企業の努力があるんですね。
これを知ると、次にKFCに行ったとき、もっとありがた~くチキンを味わえそうです。