RADWIMPSと映画『君の名は。』の大ヒット
RADWIMPS(ラッドウィンプス)って聞いたことありますか?
このバンドは、アニメ映画『君の名は。』の主題歌「前前前世(ぜんぜんぜんせ)」で一気に全国的な知名度を得たんです!
映画が公開されたのは2016年で、新海誠(しんかいまこと)監督が手がけたラブストーリーは、世界中で大ヒットしました。
そしてその映画の感動を音楽でさらに盛り上げたのが、RADWIMPSなんですよ。
彼らはただ主題歌を作っただけじゃなく、映画の制作段階から関わっていて、監督と一緒に作品の世界観をつくりあげていったそうです。
この「音楽と映像のコラボ」が話題となって、RADWIMPSの人気は一気に爆発しました!
今でもTikTokやYouTubeで「前前前世」をカバーしている人、多いですよね♪
「HINOMARU」で巻き起こった愛国ソング論争とは?
RADWIMPSさんの曲
— ぴろん🇯🇵 (@pirooooon3) January 8, 2025
愛国の何が悪いんだ!
この国に生まれて日本人として生まれて幸せだ!
「受け継がれた歴史」や「気高きこの御国の御霊」「日出づる国の御名のもとに」
この歌詞のどこが軍国主義なんだ?
こんなイチャモンを付けるのは、アノ国の人間しかいない。
そう!アノ国の人間だ! pic.twitter.com/pHfgU5zKeb引用 X
でも、そんなRADWIMPSに思いもよらぬ騒動が起きます。
2018年にリリースした楽曲「HINOMARU(ひのまる)」。
この曲はタイトルからして「日の丸(=日本の国旗)」を連想させるし、歌詞には「この御国の御霊(みたま)」「咲き誇れ」など、日本への想いが込められてる表現が出てきます。
するとSNSでは…
- 「まるで戦時中の軍歌みたいじゃない?」
- 「なぜ今、愛国心を前面に出す曲を出すの?」
という批判的な声が相次ぎました。
でもその一方で、
- 「日本を愛して何が悪いの?」
- 「災害の時に日本人が見せる強さを歌ってるだけだよね」
という擁護の声もたくさん出て、まさに意見が真っ二つに分かれたんです。
これは「HINOMARU論争」とも呼ばれ、ネットニュースでもたくさん取り上げられました。
野田洋次郎の想いと楽曲に込めたメッセージ
この曲の作詞作曲を担当したのは、ボーカルの野田洋次郎(のだようじろう)さん。
彼はこの曲について、こう説明しています。
「戦争を賛美したり、軍歌のつもりで作ったわけではありません。」
「災害や震災を通じて、日本人の強さや助け合う気持ちに感動して、その心を歌ったんです。」
さらに彼は、
「右寄りとか左寄りとかのイデオロギーじゃなくて、ただ純粋な気持ちで作った曲です」
とも話していました。
つまり、野田さんは政治的な意図ではなく、自分の「日本への思い」を真っ直ぐに音楽で表現したということなんですね。
でも、日本では長いあいだ「ニッポン」という言葉をポップソングで使うこと自体がタブー視されてきた時代があったんです。
だから、こういう曲が登場すると、それだけで話題になってしまうんですね💦
『君の名は。』と「HINOMARU」はどう関係してるの?
ここでちょっと気になるのが、「君の名は。」と「HINOMARU」のつながりです。
実はこの2つの曲、直接的な関係はまったくありません!
でも、タイミング的にちょっとややこしいんです。
- 『君の名は。』の大ヒット → RADWIMPSが「国民的バンド」に!
- その直後に発表されたのが「HINOMARU」
この流れだったからこそ、
「国民的バンドが、なんでこういう曲を…?」
と、びっくりした人が多かったんですね。
「前前前世」で多くの人の心をつかんだあとに、まったく雰囲気の違う曲を出したことで、社会的にもインパクトが大きかったんです。
まとめ:RADWIMPSの音楽が映す、いまの日本社会
ここまでのポイントをまとめると…
- RADWIMPSは『君の名は。』で大ブレイクした実力派バンド!
- 「HINOMARU」は日本をテーマにした歌で、賛否両論の嵐に。
- 批判もあれば、支持する声もたくさん。
- 野田洋次郎は「ただ純粋な想いを歌にした」と説明。
- 『君の名は。』とは直接関係ないけど、人気ゆえに話題になった!
この「HINOMARU論争」は、単なる音楽の話じゃなくて、日本人がどう自分の国と向き合っているか、そんな社会の空気まで映している気がしますよね。
音楽って、ただの娯楽じゃなくて、私たちの価値観や気持ちを映す鏡みたいなものなのかもしれません。